人工授精、その痛みは?ー東京ハートクリニックでAIH③ー
◯2回目の人工授精
10月は身内に不幸があり、人工授精どころではなかった。
そこで、初めての人工授精から2ヶ月後の11月17日(D10)、2回目のチャレンジをするために東京ハートクリニックへ足を運んだ。しかし卵胞チェックをするも、この日はあまり育っておらず、AIHができるようのなるまで何度か通院した。
そして、11月27日(D20)。2回目の人工受精にチャレンジとなった。
◯まさかの痛み
1回目の人工授精は男性の非常勤の先生による施術だったが、全く何も感じずに終わった。そして今回、初めて女性の先生にお願いした。(個人的に私はこの先生がとても好きだ。)
人工授精について調べると、痛みを伴うという情報はほとんどない。前回も痛みはなかったため、全く緊張せずに施術に臨んだ。
ところが。
いざ、施術になると、先生が非常に苦労している。器具がなかなか入らない。とうとう鉗子のようなものを使い、なにやら内部を引っ張りだした。
突然のことへの驚きと結構な痛さに呼吸を忘れて踏ん張った。
先生も頑張ってくれているが、なかなか難しいようだった。
看護婦さんが手を握り、肩を優しく叩きながら励ましてくれる。この時ほど、手を握るという行為に救われたことはない。人の温もりや励ましはこんなにも勇気付けるものなのかと改めて思った。
しかし、痛いものは痛い。前回とのこの違いはなんなのか。
◯先生の話
何とか無事人工授精も済み、そして先生からのお話。
先生曰く、私の内部の形状がだいぶ曲がっているとかで、器具が入りづらかったようだ。
◯徐々に慣れていきますから
ちょっと気持ちが滅入った。
次回もこんなに痛いのか、とても不安になる。そこで先生にこの不安を直接伝えてみた。
すると、先生。
「徐々に慣れていきますから。」
慣れるってなんだ???
すかさず聞いてみた。
「慣れるのは私ですか?先生ですか?」
「こちら(先生)です。」
ちょっと面白くて笑ってしまった。
もちろんこの次がないことが一番いいに決まってる。でもそうは問屋が卸さないだろう。
せめて先生には私の体に慣れて頂いて、痛みの少ない施術をお願いしたいと思った。